盛り上がらない相場展開の後で・・・
前回は、全然盛り上がらない日本の株式市場を念頭に置いて、これから公的年金の運用は一体どうなってしまうのだろうか?と言う視点から記事を書きました。ただ、こうした相場環境とは裏腹に、今後の市場動向や投資アイディアを見据える上で重要となるであろう外部材料は既に色々と出てきている様に思います。
例えば、トヨタ自動車のリコール問題にしても、既にこのブログでも幾つか記事を書いていますが、先月19日の新聞報道によれば、大和総研の試算によるとトヨタ車のリコール問題の影響で実質GDP成長率は0.1~0.2ポイント低下すると言われています。実際、トヨタの時価総額がTOPIXに占める割合は単独でも4%前後あり、直近の痛手だけでも3兆円以上の喪失となりました。特に自動車は日本経済の牽引役となるべき基幹産業ですから、この問題については今後とも注視していく必要があると思っています。
ただ、兄弟ブログの方で、私は「今回のトヨタ車のリコール問題は政治ショーの様相が強いと思われる」と書きました。そして、3日の日経ネットによれば、米調査会社ギャラップが2日発表したトヨタ自動車に関する意識調査によると、リコール問題の発生以降も、トヨタ車所有者の74%が「信頼感は変わっていない」と答えたそうです。調査を実施したのは、豊田章男社長が公聴会で証言した直後。そうすると、やはり、この問題は本来あまり大した問題ではなかった様に思います。にも拘わらず、米政権の支持率低下や、米自動車産業の妬み・やっかみ等もあって、無理やり政治問題にされた感が強い様にも思います。 何れにしても、現在の日本株市場は持ち合いの様相を呈してきていますが、こうした盛り上がらない展開の後には、例えば2004年~2005年型の上昇相場が控えている可能性もあります。従って、今は動きが無くてつまらない展開でも、観察だけはしっかりと続け、今後の投資機会を精査していきたいと思っている次第です。
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