小沢氏に活路あり
連日マスコミを賑わせている小沢氏の疑惑騒動。しかし、先日のブログ記事「小沢氏の政治スキャンダル?」にも書いた様に、冷静に考えてみて、やはり小沢氏の容疑がハッキリしません。私は、そう思っています。
と言うのも、もし政治資金規正法違反なら、現議員(元小沢氏秘書)を逮捕してまで調べる程の問題でもないと思いますし、仮にそこを突破口にして大手ゼネコンとの癒着(贈収賄)をターゲットにしているとしても、当時の小沢氏は如何せん野党です。現在の様な権力は持っておりません。ですから、小沢氏にいくら献金したところで、国会で予算案が否決されれば、意味の無い話です。したがって、これも何か不自然だと思います。検察は一体、何を立件しようとしているのでしょうか?
私は先日のブログ記事にも書いた様に、やはり今回の捜査はとにかく小沢氏を追い落とす事が目的ではないかと思っています。しかし、その目的も、18日から国会が始まった事で、不逮捕特権のある国会議員に対しては基本的に近づくことが出来ません。そうすると、小沢氏の追い落としを目論んだ捜査も、国会の開会により、ウヤムヤになる可能性が出てきた様に思います。それに、国民の目線も意外と冷静な様に思います。例えば、内閣支持率を見ると、マスコミは「支持率急落!」などと言っていますが、これだけの大事件が政権のど真ん中で持ち上がっているのです。本来ならば、鳩山内閣はもう「死に体」になっていてもおかしくありません。しかし、内閣支持率は40%もあり、これだけの支持率があれば、今の国会を乗り切ることも可能だと思います。その結果、この事件は流れる可能性が出てきたと思います。つまり、内閣支持率が思ったほど下がらなかったことで、勝負あり!。小沢氏の追い落としを目論んだ人たちの劣勢、ないしは敗色濃厚と言うことではないかと思っています。そして、この国会が終われば、民主党の参議院選挙勝利の流れが出来ていくのだと思います。
誰が言ったか、名前は忘れてしまいましたが、自民党のある有力議員が「自民党は何時までも同じ様なことをやっていてはダメだ!」と言った事を、私は覚えています。おそらく、この議員が言わんとしているのは、55年体制以降で初の非自民政権となった細川内閣で、時の細川首相を佐川急便疑惑のスキャンダルで追い落とした時のことを言っているのだと思います。そして、これと同じ事を今回もやって政権復帰を目論むようではダメだと、この議員は言わんとしているのだと思います。
私も全く同感です。やはり「悪いことは悪い、良いことは良い」で、言うべき事をしっかりと言っていくべきで、気に入らないから蹴落とすというやり方は良くないと思います。これでは日本の民主主義は何時まで経っても未成熟なままです。もし小沢氏の主張する政策に問題があれば、正々堂々と議論すればよい。私はそう思っています。
それに、民主党は検察庁に対しても、取り調べ過程の可視化を主張しています。取り調べと言うと、やはりテレビ・ドラマの見過ぎかもしれませんが、恫喝や誘導尋問など、拷問にも近い取調べも想起され、実際はどうなのか分かりませんが、検察にとっては決してウエル・カムの話ではないと思います。
何れにしても、7月の参議院選挙を前にして、これだけの騒動が持ち上がっているのですから、それだけにこの選挙が明日の日本の帰趨を占う上で重要な選挙。文字通り、天王山の政治決戦の場であることは間違いないと思います。
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